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【雑誌】 THE 21は面白い

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今月号は興味のあるコラムがいくつもあった。

ネタばれであるが、いくつかのコメントをしてみよう。

 

●ヴォーカル・グループのパイオニアが曲づくりの舞台裏を語る  ゴスペラーズ

  • リードボーカルを固定しないというのが、デビューのころからの旗印なんです。 「作曲した人が歌えよ」とか、「この曲、 キーが高いから歌わない」とか、 採用されなくても、副産物として、 こうした過程でまず曲のことを覚えてしまう・・・・
グループ活動のチームワークにおける個人の主張は難しいですね。最終的には 「チームとして何を達成すべきか」を考えて行動する必要があるということですね。
仕事でも「顧客満足」と言われますが、 芸能やスポーツでも顧客満足はあると思います。 試合に勝つことが顧客満足であるならば、強いチームを作るためには、 選手を戦力外通知するなど、厳しい選択も仕方ないですね。

香山リカの「会社にしがみつかない」仕事術  香山リカ

  • 「愚痴を言わない」というのは、それ自体とてもいいことのように思われていますが、 「愚痴をいうことなど何もない」 という人ほど、実は心が危険な状態にあるかもしれないのです。 人間にもそもそも影の面、 闇の面があり、100% 明るく前向きで合理的などということはあり得ないのです。愚痴のない職場に未来はありません。。。。
紛れもなく私も「愚痴が多い人間」だと思います。 香山さんのようなカウンセラーにとって、私のような人間はむしろ健全であって、 愚痴を言わなくなったら危険信号という言葉はありがたいです。 ブログでも、けっこう「愚痴」っぽい内容ですが、 私の場合は、 自虐ネタも多いので、ネタに欠くことはなさそうです。
いわゆる禅の世界などでは、「平常心、平常心」と、 自分の内部に収めていたものが、 現代の社会では、「愚痴を言う」という、外部への発散に繋がったのかもしれません。 日本古来の文化に根付いた、「愚痴を言わずに、 徳を積むという」という時代は、もうひと昔まえのことなんですね。

●「気になるあの人」との60分   外山滋比古

  • インターネットを使えば何でも簡単に調べられる時代になりました。コンピューターに任せることができ、 知識や情報だけでやってきた人間は、ゆくゆくリストラされるわけです。機械では代替できない、”考えること” こそ人間にとっての大切な営みということが、ますますはっきりしてくるでしょう。
著書「思考の整理学」の外山先生のインタビューでした。なんと26年前に書いた本が、 いまもっとも学生の間で読まれているベストセラーです。「考えること」と、「人の心を読むこと」が大事だと、おっしゃられています。
何もかも便利になって「考えなくても答えが見出される時代」になりました。 安直に物事を教えてくれるという意味でのマニュアル本は人気が高いです。この本も「考える」ということをマニュアル化してくれる、 という意味では究極のノウハウ本だと思います。 ただ、今の若者が、時代背景をどこまで見つめているのかは疑問ですが・・・

ウェンガーの「スイス・アーミーナイフ」  藤井龍二

  • ”世界一の小道具”と呼ばれ、人々に愛用されるウェンガーナイフの歴史をたどる。

 

スイス陸軍が、全兵士に統一規格のナイフを持たせようとしたが、 当時はドイツ製のものしかなかった。世界一の小道具はこうした時代背景から生まれたものらしいです。
スイス人の伝統的なこだわりの中で、 モンブラン山脈の水源で作られた精密機械というだけで、 なんというかロマンチックな背景がありますよね。 世界の物作りがアジアや中国などの生産に変わっていく中、 こういう物だけにはコダワリという価値を持ちたいですね。 日本の工業製品にも付加価値つくりが課題ですね。