先週に昼礼が回ってきた。
うちの会社、マイクを使って100名ぐらいの前で話すのであるが、
結果から先に言うと、失敗でした。
どれぐらいの失敗かと言うのは、不明であるが
もう思い出したくもないし、たぶんテレビだったら放送事故でしょう・・・
さて、この失敗を振り返って、今後の反省をしてみようと思う。
自己分析
前日までの自分を振り返って思うのであるが、はっきり言えば、
・話す内容にこだわり過ぎ
・話題が直前まで絞り込めず
・絞り込んだ話題の練習もできず
・直前に馬鹿らしくなって
・ぶっつけ本番で、口から出てきた言葉で話をした
結果
話がしどろもどろになり、途中で結論に向けることもできず、そろそろ聞いている人も大変だろうと思い、自分も早く切り上げたいと思い、訳の分からないまま、とりあえず話題をぶち切って、終了・・・
という状態であった。
反省
その後、本を読んで、このような事例についての調査を実施した。
とある本に書いてあったのであるが、ぶっつけ本番で人前に立つという事は、それこそ失礼な行為であるとまで、書かれていた。
これに対しては、本当にそうであったと真摯に受け止めている。
失敗の背景
非常に難しいのであるが、今回のこのような事態に及んで、いくつかの事情が関わっている。(それは、あくまでも個人的な事情でもあるのであるが)
1)新型肺炎の流行
週末にかけて、新型肺炎のニュースが話題になっており、これを話題にするか直前まで悩んでいた。前々から準備していた話題にこだわり過ぎていたので、そもそも急に話題を切り替えるようなスキルを持ち合わせていなかった。開口一番でその話題をすれば、話が勝手に口から出てくる可能性もあったが、ネットニュースなど不確かなリソースを口走るにしても、職場の会話として不適切かつ後味が悪いと思って、その話題には一切触れなかった。
2)シナリオの準備不足
話すネタとしては5つ以上は用意していたが、本番ではその5つのシナリオとは、まったく別のシナリオを話してしまった。心理的に言えば、実際にはどれもこれも、あまり自分が人前で話しをしたいという内容では無かった。面白い内容ではあるが、おそらく職場環境で話す内容としては不適だったと思う。
3)意識付けの欠如
職場向けの話題としての、定番を抑えていなかった。これは思うに、自分が社会人として会社人として、日ごろから考えている思考の裏返しのように感じる。もっぱら仕事に対するやりがいや、モチベーションが低下していて、その内容を熱く語ることもできなかった。またプライベートで実施していることも、いまいち職場の仕事に関連するような内容ではなかった。
4)自己分析の不足
人前に立った時の自分に対する理解。自分が人前に立ったときに、どのようなことを考え、振舞うのか? そういうシミュレーションが出来ていなかった。最悪の場合のスピーチ失敗時の、言い訳、滑った時の対処、終わり方の練習。そういったものが不足していたように思う
今後の取り組み
今回の反省点を踏まえれば、いろいろな対策が見えてくる。
しかしながら、今一歩考えてみると、やはり人前に出るという事に対して、どのような理由であれ、最後の終わり方をきちんと考える必要がある。
話が収束しないようであれば、その旨を伝えて終わるのも良し。何かしらの終わり方というものは必要であろう。
これから先立つに当たって、日々の取り組みをしていきたい内容としては、
1)情報発信
これはブログにも書き留めているが、人前で話しをするという持論を発信して、自らもそれを実践していく場所として活用する。
2)スピーチの実施
職場でのスピーチ以外としては、IT系のライトトーク(LT)の実施、TEDなどでのスピーチの閲覧、日々の日記や原稿などの創作活動を行い、ストーリ、文章作成など、まとめるという作業を、日常的に取り組んでいくこと
3)自己啓発学習
話し方教室等へ参加して、プロのレクチャーを受けてみる。これについては、やはり一人で取り組むことに限界を感じていて、できればその手のレッスンを学び、またレッスンを通じて知り合った方々と交流して、お互いの情報共有や学習につなげるという、コミュニティを作って行ければと思う。
最後に
今回は苦手な昼礼のために、突貫工事でこのブログを作ったが、結局は惨敗な結果となってしまった。しかしながら、職場をやめない限り、またいつかどこかでこのような機会が回ってくる。ひょっとすると、今の職場を去る時の別れの挨拶かもしれないし、次の職場での挨拶の場所かもしれない。いつ何時、このような状況に追い込まれるのかも分からないし、いつでも臨戦態勢を取れるように、日々の努力は惜しまないでおきたいと考える。
最近は、プログラム言語習得と、中国語勉強という2大テーマに取り組んでいる中で、日本人としてやるべき日本語で会話するという技術について、ずいぶんと自分が劣化していることを実感する。もちろん、言語習得というビッグテーマにおいて、そう簡単に並行作業ができるとは思えないが、例えば、AIで昼礼のテーマを、時事のニュースやキーワードから、原稿を作りだしたり、また日本語だけでなく、英語や中国語と言ったサイトの情報を、翻訳して原稿を作るなどにおいて、この技術は最終的には母国語の会話能力と、相乗効果にて活用できるのであれば、すべて共通した要素だとは考えている。
自分自身を振り返ると、やはりコミュニケーションに対するコンプレックスや、ありたい将来像は、どこかには描いていると思う。いまの取り組みと、その方向性については、間違っていないという事は確信を得ており、この活動は今後も継続することとする。